秘密の場所に。
誰も知らないところに眠っている秘密のものがすき。
昔からだった。
まだ雪が残る道。カラダの芯まで冷やすような空気。
マフラーも手袋も洋服を雪ダルマになるくらい着こんで。
春はもうすぐそこだけど、「春先が一番寒い」と思わせるころに。
寒いのが大嫌い・・・なのに。
出かける秘密の場所。
その秘密の場所は田んぼの土手(笑
誰より先に「ふきのとう」をとるために。
枯れた葉をさぐってみるとそこには黄緑色の芽。
やっぱり春は来ているんだな・・・って感じる。
それが好きだった。
小学校の時の同級生に見つけ方を教わってから生活が変わるまで
毎年の恒例行事だった。
それをとるとその後の”ふき”もしっかり葉を広げ、育つのだそうだ。
絶対に誰よりも先に行く。
誰も知らない秘密の場所に。(ほんとは知ってるんだけどね。
それがなかなか私をわくわくさせる。
先週末に山に出かけたけど。

久しぶりにそんな感覚を味わった。
山道は正味3時間も歩いてないけれど運動不足の私はこけたり、ぶつけたり。
そしてみんなで笑ったり、食べたり、つぶやいたり。道に迷いそうになったり。
道々の木々と木々の隙間からこぼれる光に魅せられて。


そろそろ登山道出口。
顔をあげると、そこには辺り一面、シークワーシャーの木々。
夢中で収穫したかどうかは秘密にしておきます。
